【新唐人2014年7月2日】29日に終了した「住民投票」にはおよそ80万人が投票しました。7月1日には、毎年恒例の「7.1デモ」が行われ、51万人が参加。これは2003年以来の最大人数と言われています。中国当局が発表した「白書」が香港の一国二制度を破壊した事に対する不満を表したほか、真の普通選挙と梁振英行政長官の退陣を求めました。
記者
私は今 デモのスタート地点ね「ヴィクトリア公園」にいます。酷暑にもかかわらず、香港市民は自分の足と汗水で、香港の歴史を書いています。
デモ隊の先頭は午後3時にビクトリアパークから出発しました。今年のテーマは、「香港の自由を守り、中共の恐喝を恐れない」。先日発表された香港の民主を制限する白書に対する不満を表しています。
デモ隊の中には白書をあざ笑うスローガンが多く見られました。
香港市民
「香港を乱したのは誰なのか?共産党が香港を乱しています。共産党の(制度が)50年不変を信じていたのに、14年で変わりました。共産党を信用しろうと?信じてはいけません」
芸術家たちも香港警察に扮して、大陸警察に似ていく香港警察を風刺しました。
香港芸術家 黃国柱さん
「警察は政治抑圧の道具に成り下がっています。公平で中立であるべきですが、今は中央の指示に従い、銃口を香港市民に向け、香港の市民や記者を抑圧しています。怒り心頭です」
デモには小学生の姿も見られました。
香港市民
「梁振英は退陣すべきです。香港をだめにしたから」
香港小学生
「1年もしないうちに、彼のせいで香港は腐敗しました」
中国大陸の住民もデモに参加し、香港の民主を味わいました。
デモの途中、突然大雨が降り出しましたが、デモ参加者を動揺させる事はできませんでした。デモ参加者が多いため、デモ隊の先頭が出発してから4時間後も、最後尾はまだ出発地点で出発を待っていました。
7月1日は「中国共産党脱退の日」でもあります。香港の法輪功学習者らも午前中に北角(ノースポイント)からヴィットリア公園までデモ行進し、7.1デモ隊と合流しました。
中国当局の香港白書の発表以来、香港市民の不満は空前の高ぶりを見せています。「セントラル占拠」が発起した6.22住民投票では80万人が投票したこともあり、香港警察当局は大勢の警官をセントラル一帯に配置しました。
新唐人テレビがお伝えしました。
http://www.ntdtv.com/xtr/b5/2014/07/02/a1120208.html (中国語)
(翻訳/坂本 ナレーター/水田 映像編集/李)